コラボフローでGoogle OAuth認証を利用するための設定手順について説明します。
ここでは、コラボフローで必要な設定について記載します。
設定の前提条件
- パッケージ版コラボフロー2.21.0を利用している
- ColdFusion 2023 Update 11 または、ColdFusion 2021 Update 17 を利用している
※ColdFusionのUpdateが上記以前の場合は、上記Updateにアップデートしてください。
1. Google Workspaceの設定
コラボフローでGmailをメールサーバーとして利用するためには、Google Workspaceで設定をおこなう必要があります。
以下記事を参考に、Google Workspaceの設定をおこなってください。
※コラボフロー2.20.0で設定をおこっている場合、この手順は省略できます。
2. ColdFusionの設定
ColdFusionにOAuthに対応するための設定をおこないます。
設定手順は、ColdFusion 2023、ColdFusion 2021 で共通です。
※コラボフロー2.20.0で設定をおこっている場合も、この手順は必要です。
事前準備
設定を誤りますとColdFusionが起動できなくなる場合がありますので、必ず事前に以下のファイルをコピーしてバックアップしてください。
- {ColdFusionインストールルート}\cfusion\bin\jvm.config
例:ColdFusion 2023の場合
既定では C:\ColdFusion2023\cfusion\bin\jvm.config となります。
ColdFusionの設定手順
- Webサーバーへログインします。
- スタート>アプリ>Adobe>Administrator からColdFusionの管理画面を開き、ログインします。
※メニューが見当たらない場合は、ブラウザーから以下URLにアクセスしてください。
http://127.0.0.1:8500/CFIDE/administrator/ - 左側のメニューから「サーバの設定 > JavaとJVM」画面を表示します。
- 「JVM 引数」項目の一番最後に以下の設定値を半角空白で区切って追加します。
- 設定値:-Dmail.smtp.auth.mechanisms=XOAUTH2
- 「JVM 引数」項目に以下の設定値が設定されている場合は、設定値を削除します。
- 設定値:-Dcoldfusion.mail.oauth2=true
- 「変更の送信」ボタンをクリックします。
- スタート>管理ツール>サービス をクリックし、Windowsサービス一覧画面を表示します。
- ColdFusion 2023の場合は「ColdFusion 2023 Application Server」、ColdFusion 2021の場合は「ColdFusion 2021 Application Server」を選択し、[サービスの再起動] をクリックします。
3. コラボフローの設定
※コラボフロー2.20.0で設定をおこっている場合、この手順は省略できます。
- 「1. Google Workspaceの設定」でダウンロードした秘密鍵のJSONファイルを以下ファイル名に変更します。
- GoogleOAuthSecretKey.json
- ファイル名を変更した手順1のJSONファイルを、以下フォルダに適用します。
- {コラボフローインストールフォルダ}\config
※configフォルダがない場合は、フォルダを作成します。
- {コラボフローインストールフォルダ}\config
- コラボフローにシステム管理者でログインします。
- システム管理エリア>環境設定を表示します。
- メール設定の「SMTP認証設定」にて、「SMTP認証の有効化」をON、「GoogleOAuth認証の有効化」をONにし、ユーザー名には「管理メール送信元アドレス」と同じメールアドレスを入力します。
- [登録] をクリックします。
※適用時に、コラボフローを停止する必要はありません。
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