ColdFusion 2023 のインストール状況により、一部機能がセキュリティブロックの影響を受けてエラーが発生する場合があります。
発生条件の確認方法と、該当していた場合の修正手順を説明します。
対象環境
- コラボフローを ColdFusion 2023 の環境でご利用中またはご利用予定
コラボフローで発生する影響
コラボフローで発生する影響とその対策について説明します。
Excelフォームの作成や編集、帳票設定のプレビューでエラーが発生する
Excelフォームの作成や編集、帳票設定のプレビューでエラーが発生した場合、コラボフローやColdFusionのログに以下のメッセージが記録されます。
Unable to make public java.lang.Object java.util.TreeMap$ValueIterator.next() accessible: module java.base does not "opens java.util" to unnamed module@xxxx
設定変更手順
以下の手順で ColdFusion 2023 の設定を変更してください。
事前準備
設定を誤りますとColdFusionが起動できなくなる場合がありますので、必ず事前に以下のファイルをコピーしてバックアップしてください。
バックアップするファイル
・C:\ColdFusion2023\cfusion\bin\jvm.config
※「C:\ColdFusion2023」は、ColdFusionのインストール先フォルダによって異なります。
設定変更
-
Webサーバーへログインします。
-
スタート > アプリ > Adobe > Administrator からColdFusionの管理画面を開き、ログインします。
※メニューが見当たらない場合は、ブラウザーから以下URLにアクセスしてください。
http://127.0.0.1:8500/CFIDE/administrator/ -
左側のメニューから「サーバの設定 > JavaとJVM」画面を表示します。
-
「JVM 引数」項目に、以下の設定値がないことを確認します。
設定値: --add-opens=java.base/java.util=ALL-UNNAMED
-
以下の設定例のように、「 --add-opens=~ 」で始まる設定値が記述されている箇所の末尾などに、4の設定値の前後に半角の空白を開けて追記します。
【設定例】
-
「変更の送信」ボタンをクリックします。
設定を復元する手順について
ColdFusion Applicationサービスを開始しても、状態が実行中にならない(停止してしまう)場合は、JVMの設定に問題があります。
事前準備でバックアップしておいたファイル「jvm.config」を元の場所に上書きして元に戻し、ColdFusion Applicationサービスを開始することでリカバリできます。
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