ガルーン クラウド版「Garoon on cybozu.com」のポータルにコラボフローの申請状況の概要を表示するHTMLポートレットを作成します。
この記事に添付されているテンプレートファイルをダウンロードし、ご利用の環境に合わせて修正を行った後に自社のガルーンに読み込むことでポートレットが出来上がります。
前提条件
このポートレットを利用するには、ガルーンおよびコラボフローが共にSAML認証によるシングルサインオン(SSO)が構成されている必要があります。
SSOを構成するには認証プロバイダーサービス(AzureAD、HENNGE One等)の利用が必要となります。
1.サイトURLとアプリケーションコードの確認
ポートレットで指定するコラボフローのサイトURLとアプリケーションのコードを確認します。
- コラボフローに管理権限のあるユーザーでログインします。
- システム管理(歯車アイコン)>アプリ管理を開きます。
- 一覧にあるコラボフローアプリケーションの、「コード」欄がアプリケーションコードです。
- ブラウザのアドレスバーの、最後のスラッシュ記号「/」までがサイトURLです。
2.ポートレットファイルの準備
「collaboflow-garoon-portlet.zip」をダウンロードします。
ZIPファイルを展開します。
※展開した「collaboflow-garoon-portlet.xml」がポートレットファイルのテンプレートになります。メモ帳でポートレットファイルを開きます。
※メモ帳はMicrosoft Windows標準のテキストエディタです。
UTF-8文字セットが扱えるテキストエディタであれば、メモ帳以外でも編集できます。連携するコラボフローの「サイトURL」と「アプリコード」を修正します。
「
<!-- ポートレットベース -->
」の次の行、9行目の下記箇所を指示に従って修正します。< class="portlet_base_grn collaboflow-portlet" data-collaboflow-siteurl="https://cloud.collaboflow.com/example/" data-collaboflow-appcd="1">
修正① data-collaboflow-siteurl="(サイトURLに書き換える)"
修正② data-collaboflow-appcd="(アプリコードに書き換える)"225行目の下記箇所を、指示に従って修正します。
portlet = $('[data-collaboflow-appcd="1"]');
data-collaboflow-appcd="(アプリコードに書き換える)"
メモ帳のファイルメニューから上書き保存します。
3.ガルーンにポートレットの取り込み
- ガルーンにログインします。
- 右上の歯車アイコン>Garoonシステム管理を開きます。
- 各アプリケーションの管理タブ>ポータルを開いて「ファイルからの読み込み」をクリックします。
- 「HTMLポートレットの読み込み」を開きます。
- ステップ1準備で用意したファイル「collaboflow-garoon-portlet.xml」を指定して「読み込む」をクリックします。
- 各アプリケーションの管理タブ>ポータル>HTMLポートレットで「コラボフロー」があれば、取り込み成功です。
4.ポータルにコラボフローポートレットを配置する
- 各アプリケーションの管理タブ>ポータル>ポータルの一覧を開きます。
- 修正するポータルを選択して開きます。
- 左のポートレット一覧から「コラボフロー」をドラッグ&ドロップで配置します。
※ポートレットの種類を“(全HTMLポートレット)”に絞り込むと探しやすいです。 - 配置したポートレットの非公開ボタンをクリックして【公開中】にします。
5.ポートレット表示の確認
ポータルに戻り、コラボフローのポートレットが表示されていれば配置完了です。
補足
ポートレットは、コラボフローのアプリケーション毎に作成します。
コラボフローに複数のアプリケーションがある場合は、アプリケーション毎に
ガルーンのポートレットを設定する必要があります。
注意事項
macOS・iOSをご利用の場合
「サイト越えトラッキング」の設定と確認をしてください。
safariをご利用の場合
以下手順にて「サイト越えトラッキングを防ぐ」をOFFにします。
- 認証プロバイダーサービス、及びコラボフローから一度ログオフします。
- Webサイト越えトラッキングを許可します。
macOSの場合
以下サイトの手順で「サイト越えトラッキングを防ぐ」をOFFにします。
MacのSafariでサイト越えトラッキングを防ぐ
iOSの場合
設定アプリのSafari>「サイト越えトラッキングを防ぐ」をOFFにします。 - コラボフローのURLにアクセスします。
- 認証プロバイダーサービスのログイン画面が表示されます。
- ユーザー名、パスワードを入力し、ログインします。
- ガルーンのポートレットを表示できることを確認します。
chromeをご利用の場合
- 認証プロバイダーサービス、及びコラボフローから一度ログオフします。
- Webサイト越えトラッキングを許可します。
macOSの場合
以下サイトの手順で「トラッキング拒否」をOFFにします。
「トラッキング拒否」をオンまたはオフにする
iOSの場合
設定アプリのChrome>「Webサイト越えトラッキングを許可」をONにします。 - コラボフローのURLにアクセスします。
- 認証プロバイダーサービスのログイン画面が表示されます。
- ユーザー名、パスワードを入力し、ログインします。
- ガルーンのポートレットを表示できることを確認します。
制限事項
SAML認証
SAML認証が未設定またはSAML認証を迂回してガルーンやコラボフローにログインした状態では連携ユーザーを把握できないため、申請状況が正常に表示できません。
初回表示
初回のみポートレットが読み込み中のままタイムアウトする場合があります。
ポートレットタイトルの「コラボフロー」リンクをクリックして一度コラボフローのページを開いた後に、ガルーンのポートレットを再表示することで正常に表示されるようになります。
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