ColdFusion 11からColdFusion 2016へアップデートした場合、判定の自動スキップや催促メール通知、コラボフローの利用状況集計処理などが動作しなくなる事がある。
発生対象の環境、バージョン情報、条件等
- ColdFusion 11からColdFusion 2016へアップデートを行った
- ColdFusion 2016のインストールウィザードで、シリアル番号を入力してインストールを行った
原因
ColdFusionインストーラーのスケジュールタスク移行処理に不備があったため。
修復方法
環境設定画面から定期処理の再設定、及び本記事に添付のツールを実行し、スケジュールタスクを再作成してください。
【修復1】定期処理のタスク作成
- 定期処理を設定し、判定の自動スキップや催促メール通知用のタスクを作成してください。
パッケージ版 バージョン2.10.1以降
- コラボフローに管理者でログインします。
- 歯車メニュー > 定期処理設定をクリックします。
- 「設定する」をクリックします。
- 定期処理のタスクが登録されます。
パッケージ版 バージョン2.9.3以前
- コラボフローに管理者でログインします。
- アプリ設定 > 環境設定を表示します。
- 定期処理設定タブを表示します。
- 「設定する」をクリックします。
- 定期処理のタスクが登録されます。
【修復2】利用状況集計などのタスク作成
タスク作成ツールを実行し、利用状況集計などを行うタスクを作成してください。
※実行時に、コラボフローを停止する必要はございません。
- 本記事の下部リンクよりZIPファイルをダウンロードし、展開します。
- コラボフローのWebサーバーにログインし、下記ファイルをコピーしバックアップします。
{コラボフローインストールフォルダ}\apps\collaboflow\clz_Maintenance.cfm - 手順1で展開したファイルで、clz_Maintenance.cfmを上書きします。
- 同Webサーバー上で、コラボフローに管理者でログインします。
- アドレスバーのURLを下記のように変更して、ツール実行画面にアクセスします。
URL: …(省略)…/index.cfm?app_cd=1&fuseaction=clz_maintenance - 「スケジュールタスクの作成」ボタンをクリックします。
- 「スケジュールタスクを作成しました。」のメッセージが表示されたら成功です。
- 手順2でバックアップしたファイルをclz_Maintenance.cfmに上書きし、元に戻します。
- ColdFusion管理画面にアクセスします。
- 左側のメニューから「サーバーの設定 > スケジュールされたタスク」画面を表示します。
- 以下のタスクが登録されていることを確認します。
- clz_DataCounter_{インスタンス名}
- clz_LicenseAlert_{インスタンス名}
- コラボフローのシステム管理 > ライセンス管理を表示します。
- 年間利用状況が集計されている事を確認します。
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