コラボフローの利用規模・用途が拡大するに伴い「メタスペース」と呼ばれるColdFusionの作業メモリが不足して応答停止する場合があります。
対象の環境に該当するかご確認のうえ、必要に応じてColdFusionの設定変更をご検討ください。
※この作業では、サービスの再起動が発生いたしますので、ご注意ください。
対象の環境
- パッケージ版のコラボフローを利用している
- 以下のメッセージが表示される
内部サーバー エラーです。
検索中のリソースに問題があるため、リソースを表示できません。
- 動作ログに以下のメッセージが記録されている
java.lang.OutOfMemoryError: Metaspace
Metaspace null. The error ocurred on line -1
Metaspace null 行 -1 でエラーが発生しました。
ColdFusionメタスペース拡張手順
事前準備
設定を誤りますとColdFusionが起動できなくなる場合がありますので、必ず事前に以下のファイルをコピーしてバックアップしてください。
- {ColdFusionインストールルート}\cfusion\bin\jvm.config
例:ColdFusion 2018の場合
既定では C:\ColdFusion2018\cfusion\bin\jvm.config
となります。
メタスペース拡張設定
- Webサーバーへログインします。
- スタート > アプリ > Adobe > Administrator からColdFusionの管理画面を開き、ログインします。
※管理画面が開かない場合は、 ColdFusion Application サービスを再起動後、管理画面へのアクセスを再度お試しください。 - 左側のメニューから「サーバの設定 > JavaとJVM」画面を表示します。
- 項目「JVM引数」から下記パラメーターを探します。
-XX:MaxMetaspaceSize=192m
- 手順4で確認したパラメーターの値を「192」→「256」に変更します。
設定値-XX:MaxMetaspaceSize=256m
【設定例】 - 画面下部にあります「変更の送信」ボタンをクリックします。
- ColdFusion Application サービスを再起動します。
補足
MaxMetaspaceSizeの値が256mでも不足する場合
MaxMetaspaceSizeの値が256mでも不足する場合は、64の倍数を目安に数値を増やしてお試しください。
ColdFusionサービスが起動しない場合
ColdFusionサービスを開始しても、状態が実行中にならない(停止してしまう)場合は、JVMの設定に問題があります。
事前にバックアップしておいた「jvm.config」ファイルを、元の場所に上書きして元に戻し、ColdFusion Applicationサービスの開始することでリカバリできます。
その後、改めて「メタスペース拡張設定」の手順を行います。
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