コラボフローとLINE WORKSを連携する設定手順について説明します。
※LINE WORKS API 1.0の終了に伴い、LINE WORKS連携オプションの外部サービス連携設定から作成したコラボフローBotが利用できる期間は 2023年4月30日 までとなります。以降は、アプリディレクトリ設定(LINE WORKS API 2.0)をご利用ください。
設定方法は、こちらからご確認ください。
本記事の設定をおこなう前に
事前に、コラボフローとLINE WORKSのユーザーIDが一致するようにユーザーを作成しておく必要があります。
「LINE WORKS連携設定の事前準備 」の内容を、ご確認ならびにご設定ください。
手順Ⅰ.各Key保存用のメモ帳をダウンロード
連携設定では、複数のKeyやIDをコピーし、それぞれ別の場所に貼り付けます。
コピーした各KeyやIDの一時保管に、以下のテキストファイルをご利用ください。
- コラボフローLINE WORKS連携設定用メモ(txtファイル)
※設定完了後は必ず破棄してください。
使い方
【設定手順の例】 「Console画面内で [発行] をクリックし、API ID(イ)を発行します。」
上記のような設定手順の赤字キーワードについて、API IDを発行・コピーし、テキストファイルの「API ID(イ)」に貼り付けします。
手順Ⅱ.LINE WORKSとコラボフローの連携設定
LINE WORKS側とコラボフロー側で認証情報を発行し、外部サービス連携設定で、LINE WORKS連携の設定をおこないます。
設定のイメージ(認証情報を発行する箇所と、貼り付け先)
1.LINE WORKS側の認証情報を発行
LINE WORKS Developer Consoleにアクセスします。
LINE WORKSのログイン画面が表示されます。
最高管理者など、Developer Consoleの利用権限を持つユーザーでログインします。
Developer Consoleにログイン可能なユーザーについてはLINE WORKS Developers、概要ページ内の「Developer Console は誰が利用できますか?」を参照ください。Developer Consoleにログイン後、Console画面内の「API ID」にある [発行] をクリックし、API ID(イ)を発行します。
発行したIDは後で利用するため、コラボフローLINE WORKS連携設定用メモの「API ID(イ)」に貼り付け、控えておきます。同じくConsole画面内の「Server API Consumer Key」で [発行] をクリックします。
※同じ画面内に似た名前の「Service API Consumer Key」があります。
利用するのは「Server API Consumer Key」なのでご注意ください。Server API Consumer Keyに与える権限設定が表示されます。
[トークBotすべて] をONにし、[次へ] をクリックします。Server API Consumer Keyの有効期限の設定をおこないます。
セキュリティのため、Tokenの有効期間はなるべく短い期間が推奨されていますが、期間が過ぎるとKeyが無効になり連携が止まってしまいます。
「Tokenの使用時に有効期間を自動延長しますか?」をONにすると、連携がおこなわれるたびに有効期間が自動延長されます。
ただし、長期の休暇などでコラボフロー LINE WORKS連携オプションを利用しない期間が長く続くと、有効期間が更新されず、連携が止まってしまいます。
運用を想定し、適切な有効期間を設定ください。[コピー] をクリックし、Server API Consumer Key(ロ)をコピーします。
コピーしたKeyは後で利用するため、コラボフローLINE WORKS連携設定用メモの「Server API Consumer Key(ロ)」に貼り付け、控えておきます。Server IDの発行をおこなうため、Console画面内の「Server List(ID登録タイプ)」で [追加] をクリックします。
※同じ画面に「Server List(固定IPタイプ)」があります。
利用するのは「Server List(ID登録タイプ) 」なのでご注意ください。Server Listサブウインドウが表示されます。
任意のサーバー名を入力、手順7でコピーしたServer API Consumer Key(ロ)を選択し、[保存] をクリックします。Server IDが発行され、認証キーファイルをダウンロードできるようになります。
[コピー] をクリックし、Server ID(ハ)コラボフローLINE WORKS連携設定用メモの「Server ID(ハ)」に貼り付け、控えておきます。
また、[ダウンロード] をクリックし、ダウンロードした認証キーファイル(二)を、PCの任意のフォルダに保存します。画面の左にある、「Console」サイドメニューの一番下に表示されているDomain ID(ホ)を、コラボフローLINE WORKS連携設定用メモの「Domain ID(ホ)」に貼り付け、控えておきます。
2. コラボフロー側の認証情報を発行
コラボフローにシステム管理者のアカウントでログインします。
画面上部の歯車アイコンから、システム管理エリアにアクセスします。
上部のナビゲーションメニューから [環境設定] をクリックし、環境設定を表示します。
「REST API」セクションの下部にある「登録」の「クライアント名」に任意の名前を入力し、認証タイプに「HTTPヘッダー認証」を選択、[APIキーを発行する] をクリックしてAPIキーの発行します。
発行したAPIキー(へ)を、コラボフローLINE WORKS連携設定用メモの「APIキー(へ)」に貼り付け、控えておきます。
3.外部サービス連携設定にログイン
外部サービス連携設定にアクセスします。
初回はログイン画面が表示されます。
コラボフローのインスタンス名と、システム管理者のユーザーID、パスワードを入力し、ログインします。
※ {インスタンス名} は、個社毎の固有の部分です。
コラボフローのURLで確認する場合、
「https://cloud.collaboflow.com/{インスタンス名}/」
の {インスタンス名} 部分がインスタンス名です。
ログインすると、外部サービス連携設定のTOP画面が表示されます。
TOP画面から「LINE WORKS」メニューをクリックし、設定画面に移動します。
4.外部サービス連携設定「コラボフロー設定」
LINE WORKSの連携設定画面で「コラボフロー設定」タブをクリックします。
コラボフローのAPIキー(ヘ)を入力し、[保存] をクリックします。
保存が正常に完了すると、[Webhook用のURLをコピー] のボタンが表示されます。[Webhook用のURLをコピー] をクリックしてコピーしたWebhook用のURL(ト)を、コラボフローLINE WORKS連携設定用メモの「Webhook用のURL(ト)」に貼り付け、控えておきます。
5.外部サービス連携設定「認証コード」
※「認証コード」は、コラボフロー LINE WORKS連携オプションの契約時に発行されます。
ご契約開始時にコラボスタイルからお送りしますメールにて、ご確認ください。
※お試し中の場合、「認証コード」は未登録のまま連携設定をおこないます。
LINE WORKSの連携設定画面で「認証コード」タブをクリックし、設定画面に移動します。
コラボフロー LINE WORKS連携オプション契約時に発行される「認証コード」を入力し、[保存] をクリックします。
6.外部サービス連携設定「認証情報」
LINE WORKSの連携設定画面で「認証情報」タブをクリックし、以下の認証情報を入力します。
API ID API ID(イ)を入力します。 Server API Consumer Key Server API Consumer Key(ロ)を入力します。 Server ID Server ID(ハ) を入力します。 Domain名 Domain ID(ホ)を入力します。 認証キー 「認証キー」エリアに認証キーファイル(ニ)をドラッグ&ドロップ、または「認証キー」エリアをクリックして認証キーファイル(ニ)を選択し、アップロードします。 [保存] をクリックします。
7.外部サービス連携設定「トークBOTS」
LINE WORKSの連携設定画面で「トークBOTS」タブをクリックします。
[ボットを登録する] をクリックします。
以下の情報を入力します。
コラボフロー App CD トークBotと連携する、コラボフローアプリのApp CDを入力します。
※コラボフロー App CDは、コラボフローアプリのTop画面のURLで確認します。
例:https://cloud.collaboflow.com/{インスタンス名}/index.cfm?app_cd=1
の場合、コラボフロー App CDは「1」です。LINE WORKS Domain ID Domain ID(ホ)を入力します。 LINE WORKS Bot名 LINE WORKS側で表示されるBot名を指定します。 LINE WORKS 担当者 トークBotの管理者を指定します。
LINE WORKSに登録している、メンバーのユーザーIDを入力します。
※LINE WORKS 担当者には、必ず1名登録する必要があります。(最大3名まで登録できます。)[登録] をクリックすると、LINE WORKSにトークBotが作成されます。
LINE WORKSのサービス通知で、トークBotが作成されたことが通知されます。
※サービス通知はLINE WORKS上の全ユーザーに通知されます。
手順Ⅲ.コラボフローでWebhookを設定
LINE WORKSと連携したいコラボフローの対象経路でWebhookを設定します。
コラボフローにシステム管理者、または対象アプリの設定権限を持つユーザーのアカウントでログインします。
アプリ設定から経路設定にアクセスします。
対象の経路を開き、「Webhook」タブをクリックします。
[新規登録] をクリックし、Webhookの設定ウインドウで以下の設定情報を入力します。
Webhook名 Webhookの名前を入力します。 通知先のWebhook URL Webhook用のURL(ト)を入力します。 通知条件 Webhook通知をおこなうイベントを指定します。
コラボフロー LINE WORKS連携オプションで対応している、以下5つをONにします。
・受信時
・却下時
・否認時
・差し戻し時
・申請書の経路終了時に通知する
Webhook通知の詳細については「経路のWebhook通知について」をご確認ください。メモ 備忘録のためのメモです。必要に応じて入力します。 このWebhookを有効にする チェックをONにします。 [保存] をクリックします。
システム管理者でおこなう設定はここまでです。
次は、各ユーザーがLINE WORKSで新規のトークルームを作成し、コラボフローBotを招待します。
設定については、「コラボフローBotの設定と利用方法」をご確認ください。
連携設定の解除方法
外部サービス連携設定>LINE WORKS>LINE WORKS連携設定>「コラボフロー設定」タブ の下部にある [連携設定を解除] から、コラボフローとLINE WORKSの連携を解除できます。
[連携設定を解除] をクリックすると、連携解除の確認画面が表示されます。
削除して問題ないか確認の上、[削除] をクリックします。
※連携を解除すると、トークBotも含めた連携情報が削除されますので、ご注意ください。
補足
LINE WORKS連携設定の認証コードを未登録の場合
「認証コード」を未登録の場合、コラボフローBotのメッセージに「【お試し中】」が表示されます。
お試し中に連携設定をおこない、お試し中に利用したコラボフローとLINE WORKSの環境をご契約後もそのまま利用する場合は、以下の手順で認証コードを設定すると、トークBotのメッセージに「【お試し中】」が表示されなくなります。
- 外部サービス連携設定>LINE WORKS>LINE WORKS連携設定>「認証コード」タブを表示します。
- コラボフロー LINE WORKS連携オプション契約時に発行される「認証コード」を入力し、[保存] をクリックします。
注意点
外部サービス連携設定が、スマートフォン版ブラウザーで正常に操作できない場合、PC版のブラウザーから操作をおこなってください。
手順Ⅱ-2-4で発行した「REST API」の「APIキー(へ)」を変更し、連携設定に利用する「REST API」のAPIキーを変更する場合は、以下の手順で「Webhook用のURL(ト)」も保存しなおしてください。
- 外部サービス連携設定の「コラボフロー設定」タブで、変更後のAPIキー(ヘ)を貼りなおし、[保存] をクリックします。
- 1と同タブの画面にある [Webhook用のURLをコピー] をクリックして、Webhook用のURL(ト)をコピーします。
- コラボフローの対象経路の「Webhook」タブの設定画面で、「通知先のWebhook URL」に、手順2でコピーしたWebhook用のURL(ト)を貼りなおして保存します。
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