ColdFusion 2021の新規インストール時や新しいアップデートを適用する時にはインターネット接続が必要です。
もしColdFusion 2021をインストールしたサーバーからインターネットにアクセスするためにWebプロキシサーバー(以下、プロキシ)を経由する必要がある場合は、以下の手順でプロキシの設定ができます。
前準備
設定に失敗するとColdFusionが起動できなくなる場合がありますので、必ず事前に以下のファイルをコピーしてバックアップしてください。
バックアップするファイル:
{ColdFusionインストールルート}\cfusion\bin\jvm.config
既定では C:\ColdFusion2021\cfusion\bin\jvm.config
となります。
設定する
ブラウザでColdFusion Administratorを開き、ログインします。
ColdFusion Administratorのアドレス
http://127.0.0.1:8500/CFIDE/administrator/左メニューから「サーバーの設定>Java と JVM」を開きます。
「JVM 引数」項目の一番最後に以下の文字列を半角空白で区切りながら追加します。
【】内は環境に合わせて適宜修正します。-Dhttp.proxyHost=【プロキシのホスト名】
-Dhttp.proxyPort=【プロキシのポート番号】
-Dhttp.proxyUser=【認証ユーザー】
-Dhttp.proxyPassword=【認証パスワード】
-Dhttps.proxyHost=【プロキシのホスト名】
-Dhttps.proxyPort=【プロキシのポート番号】
-Dhttps.proxyUser=【認証ユーザー】
-Dhttps.proxyPassword=【認証パスワード】例1:ホスト名が「192.168.0.2」、ポート番号が「8080」、認証ユーザーが「webserver」、パスワードが「pass」の場合
-Dhttp.proxyHost=192.168.0.2 -Dhttp.proxyPort=8080 -Dhttp.proxyUser=webserver -Dhttp.proxyPassword=pass -Dhttps.proxyHost=192.168.0.2 -Dhttps.proxyPort=8080 -Dhttps.proxyUser=webserver -Dhttps.proxyPassword=pass例2:認証が不要な場合
-Dhttp.proxyHost=192.168.0.2 -Dhttp.proxyPort=8080 -Dhttps.proxyHost=192.168.0.2 -Dhttps.proxyPort=8080
設定例:
「変更の送信」ボタンをクリックします。
「ColdFusion 2021 Application Server」サービスを再起動します。
確認する
ColdFusion Administratorにログインして、左メニューから「サーバー更新>更新」を開きます。
「アップデートを確認」ボタンをクリックして一覧が表示されればOKです。
補足
もし起動に失敗したら
サービスを開始しても、状態が実行中にならない(停止してしまう)場合はJVMの設定に問題があります。
事前にバックアップしておいた「jvm.config」ファイルを元の場所に上書きして元に戻し、「ColdFusion 2021 Application Server」サービスを開始することでリカバリできます。
その後、改めて「設定する」の手順を行います。
注意点
この記事について
この内容はColdFusion 2021にて確認した設定方法の参考例です。ご利用のプロキシサーバーでつながる事を保証するものではありません。
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